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修学旅行民泊が増加中!?農林業や様々な体験ができると話題

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修学旅行の思い出といえば、何を思い出しますか?おいしい料理や世界遺産の見学、友人との夜更かしなど、一人ひとりに大切な思い出があるはずです。
そして、修学旅行といえば学年全員で同じホテルに泊まって過ごすのが”テッパン”ですが、最近では「民泊」を使った修学旅行が話題になっています。

なぜ修学旅行で民泊を利用することが人気を集めているのでしょうか。今回は民泊が選ばれる理由や、民泊だからこそできるさまざまな体験などについてご紹介します。

修学旅行で民泊が人気!?その理由とは?

民泊とは、ホテルや旅館などの宿泊施設ではなく、一般家庭の空いている部屋や民家に泊まることをいいます。ではなぜ、修学旅行で民泊が利用されようになったのでしょうか。それには民泊を受け入れる側と利用する側に、いくつものメリットがあるからです。

自治体(受け入れ)側のメリット

日本国内では、近年沖縄県をはじめとしたいくつもの地方自治体が、積極的に修学旅行民泊を受け入れています。地方自治体は民泊を受け入れることで、団体旅行客の増加が見込めるため、民泊を活性化事業としている地方自治体が増えているのです。修学旅行生による周辺施設の利用やホストたちが備品、食材調達のために市場が活発化し地域活性化にもつながります。
▼受け入れ先の民家や地域のメリット
・修学旅行生の団体を受け入れることによって、地域に経済効果が生まれる
・修学旅行生の団体に地域を深く知ってもらえる
・普段はあまり関わらない若い学生と交流できる

学校・学生のメリット

また、民泊には修学旅行の学生や学校側にも大きなメリットが。民泊は本来、宿泊費を安く抑えたり、普段では泊まれないようなユニークな物件に泊まれたりする利点があります。
それに加え、修学旅行で民泊をすると、普段の生活ではできない貴重な体験ができること画魅力。地域ならではの自然体験や農林業体験などをプログラムとして盛り込んでいる自治体もあるのです。そのため、民泊を通してさまざまな体験をし、学びを得ることこそが、修学旅行で民泊を使う大きな目的だといえます。
▼学生や学校側のメリット
・普段の生活ではできないような貴重な体験ができる
・地域の住民と密接なコミュニケーションが取れる
・民泊した地域のことを深く知ることができる

修学旅行民泊ではどういうことができるの?


農村や田舎でさまざまな体験ができる修学旅行民泊。自然とのふれあいや農林業の手伝いなどを通して学びを得ることが目的とされています。では実際にどのような体験ができるのか、修学旅行民泊が活発に実施されている地域をモデルに挙げてみましょう。

修学旅行生の民泊を積極的に受け入れている地域として有名なのが、沖縄県伊江村(いえそん)。伊江村は、沖縄本島北部の港からフェリーで30分ほどで行ける離島です。2003年から民泊で修学旅行の受け入れを開始し、今では120軒以上もの民家が学生を積極的に受けれ入れるようになりました。

そんな沖縄県伊江村での民泊では、サトウキビの収穫やヤギの世話、貝殻細工つくり、漁業体験、三線体験など、伊江村ならではのさまざまな体験ができます。さらに伊江島の美しい自然や戦争の歴史が色濃く残る史跡などにもふれられるのが特徴です。
また体験だけでなく、民泊ホストとなる村民が大切にしているのは、「お客様扱いをしない」こと。食事の準備や調理、片付けをはじめ、あらゆることを村民と学生が一緒になって行います。そうすることで、民泊を通して学生との交流を深められ、本当の家族のような関係になれるのです。沖縄県伊江村で民泊をした修学旅行の学生の中には、「本物のお父さん・お母さんのようだったから、帰るのがつらい」と別れを惜しむ学生もいるようです。

新しい試みに戸惑う人々も・・・


多くのメリットがある民泊ですが、導入され始めたのは割りと最近。これまでの事例が少ないだけに、各方面からは不安の声があるのも事実。修学旅行の学生や受け入れ先の民家、また学生の保護者に、一体どのような不安があるのでしょうか。それぞれの代表的なものをみてみましょう。

▼学生の不安要素

「受け入れ先の住民と交流ができるか不安」
初対面の住民の家で宿泊する民泊。多くの学生が、地域住民との交流に不安を抱えています。しかし、受け入れ先の住民の多くは、これまで複数の学生を受け入れてきた経験があります。その経験から、初対面でも打ち解けやすい空気を作ってくれる住民が多く、帰るころには別れを惜しんで学生が涙するケースも多いとか。

▼受け入れ先の住民の不安要素

「学生がしっかりと接してくれるか不安」
学生だけではなく、迎える側の住民にも不安が。それは、相手がどのような学生なのか分からないということ。性格も分からなければ、食べ物の好き嫌い、普段の生活環境も分かりません。そのため、いくらウェルカムな態度でいても、受け入れ期間中に打ち解けてくれるのか心配なのです。しかし自然豊かな環境や学生の一大イベント「修学旅行」という、いつもと違う環境もあいまって心を開いてくれる学生が多いそう。

▼保護者の不安要素

「わが子の身の安全が心配」
見知らぬ土地で見知らぬ人の家に宿泊するとなれば、いくら学校の行事だといっても心配になるのが親心というもの。保護者の不安要素としていちばん大きいのが、宿泊先に先生がいないことです。数人ずつのグループに分かれた学生が各民家に宿泊するため、教師の目が届かなくなる修学旅行民泊。宿泊先で何かあったらどうしようと心配になったり、女子学生の親であれば「宿泊先が安全なのか」も気になるところでしょう。
その対策として、民泊施設に旅館業法で営業許可の取得を義務づける地域や、若い男性やひとり暮らしの男性の家には女子学生を宿泊させない方針の地域が増えています。

この時代だからこそ魅力になる修学旅行民泊


近年、民泊の普及とともに利用する学校が増えている修学旅行民泊。受け入れる地域にとっても、民泊を利用する学校や学生にとってもメリットが多く注目を集め始めています。
SNSや無料通話アプリなどによるコミュニケーションの変化や、ご近所づきあいが希薄化しているといわれるこの時代だからこそ、顔を合わせて会話をしながら深く交流できる「民泊」が魅力的に見えるのかもしれません。見て、触って、聞いて――五感を使って学べる「体験」は大きな財産になります。
「修学旅行」という学生時代の一大イベントに「民泊」を利用することで、より素敵な思い出をつくることができるでしょう。

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晃平三矢

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