ホテルや旅館に比べ安価に宿泊できるなどさまざまなメリットがある民泊は、旅行や出張に便利なサービス。
そのため、「民泊を利用してみたい」と思っているけど、「支払いはどのように行うのか」と不安を抱えている方もいるのでは。支払うタイミングはいつ?カードと現金どっちも使えるの?などの疑問がよく挙げられます。
民泊は宿泊サービスを提供している企業ではなく、一般の人との契約になるため料金支払いに関する部分がイマイチわかりにくいですよね。
そこで今回は、民泊サイトの大手である「Airbnb(エアビーアンドビー)」で民泊を利用する場合の支払い方法について説明します。
Airbnbでの支払いの流れは?
Airbnbで民泊施設を予約する場合、ゲストはどのような流れで支払いを行うのでしょうか。
決済の流れは以下のようになっています。
- 民泊の予約リクエストに、支払い情報の項目があります。そこに漏れがないよう支払い情報を記載し、リクエストを送信。
- ホストが予約リクエストを承認した時点で料金の支払いが行われます。「今すぐ予約」を利用した場合には、予約をした時点で決済されます。
- 支払った料金は一度Airbnbが保管し、チェックインから24時間後のタイミングでホストへと支払われます。
支払い方法を変更したい場合
ホストが予約リクエストを承認していなければ、支払い方法の変更が可能です。送信した予約リクエストのキャンセルを行い、新規リクエストで支払い方法を変更後、再度送信しましょう。
しかし、ホストに承認されたあとの変更は、残念ですができません。そのため、最初の予約リクエストを送る際は支払い情報やカードの有効期限など、しっかりと確認するのをお忘れなく。
長期滞在をする場合
長期(28日以上)滞在をする場合は、最初の月だけ予約リクエストが承認されたときに支払います。そして、残りは月払い(28日)で決済をすることに。
なお、ホストにはチェックインの24時間後に1カ月分の料金が支払われ、残りは1カ月に1回の月払いとなります。
保証金が設定されている場合
ホストがリスティングページにて保証金を設定している場合も。保証金とは、備品を破損させたり鍵を無くしたりしたときに、ゲストが支払う賠償金のことです。
その場合、保証金は予約したときに決済をするのではなく、後払いとなります。保証金の支払いがある場合は、チェックアウトから14日以内にホストから請求が届き、この請求が認められたら保証金の決済が行われます。
Airbnbへの支払いはどんな方法があるの?
支払いの流れが分かったら、次には「支払い方法の種類」について説明します。
Airbnbの支払い方法は、以下のように定められています。
- 主要クレジットカードとプリペイドのクレジットカード: Visa、マスターカード、Amex、Discover、JCB
- クレジット決済可能なデビットカード多数
- PayPal: 一部の国のみ
- Alipay: 中国のみ
- Postepay: イタリアのみ
- Sofort Überweisun: ドイツのみ
- iDEAL: オランダのみ
- Boleto Bancário、Hipercard、Elo、Aura: ブラジルのみ
- PayU: インドのみ
- Google Wallet: 米国のAndroidアプリ内課金のみ
- Apple Pay: iOSアプリ内課金のみ
URL:http://www.airbnb.jp/help/article/126/what-methods-of-payment-does-airbnb-accept
日本国内で利用できるのは「クレジットカード」「デビットカード」「PayPal」の3種類。
また、Airbnbは世界191カ国で利用されているため(2017年10月13日時点)、Airbnb上で使用されている通貨もさまざま。
そのため「使用通貨は選べるのか」と疑問に思っている方も多いのでは。
実は、使用通貨は自分で決められないのが現状です。ゲストが選んだ支払い方法と居住区から、Airbnbが自動で決定します。使用通貨は決済画面に記載されているため、確認してみましょう。
ホストへ直接支払うことはダメ、ゼッタイ!
Airbnbを通して予約を行うと、ゲストの宿泊料に6〜12%の手数料が掛かります。そのため、宿泊費を少しでも安くしようと「ホストに直接支払いをしよう」と考えるゲストがいるのも事実。
しかし、ホストとゲストの直接取引は、Airbnbのサービス利用規約に違反することになるため、Airbnbに直接取引を発見されたらサービスから強制退会させられることも。
では、なぜ直接取引が禁じられているのでしょうか?
理由1:ホストにデメリットがあるから
ゲストは料金を支払わないと予約が完了せず、民泊が終わったらホストに料金が支払われるのがAirbnbのシステムです。しかしAirbnb外での取引になると、ホストに料金が支払われない恐れもあります。
こういった詐欺を防止するために、直接取引が禁じられているのです。
理由2:Airbnbにデメリットがあるから
支払いの際のサービス料は、Airbnbの運営に欠かせません。直接取引されてしまうと、Airbnbにサービス料が入ってこないのです。直接取引が増えてサービス料が入ってこないと、Airbnbが運営できなくなる可能性も。そうなるとゲストとホストのマッチングシステムも破綻してしまうといういことになってしまうのです。
今後もAirbnbを利用するために、ホストとの直接取引はせずAirbnbを通して支払いを行いましょう。
ルールを守って楽しい民泊を!
Airbnbの支払いは、Airbnbのシステムを介して安全に行われています。ホストとゲスト間でのトラブルを避けることにも役立っています。
決済だけでなく、Airbnbの利用規約をよく確認し、ルールを守りながら安全で楽しい民泊にしましょう!