民泊を利用していると「急な予定変更が起きた」「やっぱり違う物件に民泊したくなった」など、予約したスペースをキャンセルすることが稀にあります。
有名民泊サービスの中には、キャンセルに対して規則が緩いものから厳しいものまで段階ごとに別れていて、利用日の何日前であるかでキャンセル料が変わります。
スペースマーケットは民泊だけでなく、空きスペースを時間レンタルするという特徴があるため、有名民泊サービスのキャンセルとはまた一味違ったシステムで運営されているようです。
今回はスペースマーケットで予約をキャンセルする方法や、キャンセル料がどれくらいかかるのかを詳しくまとめました。
▼スペースマーケットについて詳しくはコチラ
SPACE MARKET(スペースマーケット)がまるわかり!特徴や使い方、口コミ、料金体系は?
それでは、スペースマーケットのキャンセル方法やキャンセル料についてみていきたいと思います。
スペースマーケットのキャンセル料はいくらかかるの?
他の民泊サービスと比較してみたところ、スペースマーケットでは予約確定後にキャンセルした場合のみ、キャンセル料がかかることがわかりました。
つまりスペースの予約リクエストを出して、ホスト側が承認をするまではキャンセル料無料。
ホスト側が承認をした後は、自己都合によるキャンセル時にキャンセル料がかかるということです。
とても単純明快でわかりやすいですね。
しかし予約確定後のゲストからのキャンセルには、「キャンセル料」と「キャンセル手数料」の2種類のペナルティがかかるので注意が必要です。
キャンセル料
2種類のうちの「キャンセル料」とはホストがキャンセルポリシーで決めている料金のことです。
しかし、スペースマーケットをみてみると多くのスペースが、ホストによってキャンセルポリシーが決められておらず、スペースマーケット側のキャンセルポリシーを使われているようでした。
そこで、多くのスペースで採用されているスペースマーケットの、キャンセルポリシーについて解説してみようと思います。
(しかし、スペースによってはホストが定めた規則がある場合もあるので、予約前にはきちんとスペース詳細ページを熟読しましょう)
▼スペースマーケットの既存のキャンセルポリシー
基本的に予約リクエストが承認されたら、次の条件でキャンセル料がかかります。
- 宿泊日やスペースを変更したい場合
- 予約自体をキャンセルしたい場合
そして、もしホストが決めたポリシーがない場合は、以下の条件でキャンセル料を支払わなければいけません。
- 利用開始日の31日前までにキャンセルが受け付けられた
→ 利用料金の30%を支払う - 利用開始日の30日前〜15日前までにキャンセルが受け付けられた
→利用料金の50%を支払う - 利用開始日の14日前〜当日までにキャンセルが受け付けられた
→利用料金の100%を支払う
例えば利用料金が10000円で、利用日の3日前にキャンセル受付されたら、利用料金の100%(つまり10000円)を支払う必要があります。
また、キャンセル料以外に以下のキャンセル手数料がかかるので、場合によっては予約した利用料金より高くなります。
キャンセル手数料
もしキャンセルした時にキャンセルポリシーの条件にそぐわなくても、予約確定後ゲスト側からキャンセルする場合は、必ずキャンセル手数料がかかります。
キャンセル手数料は、スペース代金の5%となっています。
キャンセル料・手数料の支払い方法は?
キャンセル料などの支払い方法は、決済方法によって違います。
▼クレジットカード決済の場合
キャンセル料とキャンセル手数料が引かれた金額が後ほど返金されるので、特に細かい手続きはいりません。
▼銀行振込の場合
上記のキャンセル料とキャンセル手数料を、決められた日までに指定された口座に振り込みます。
銀行振込の決済方法はたいてい法人利用でないとできないので、個人で利用する場合は【クレジットカード決済の場合】を参考にしましょう。
予約をキャンセルする方法は?
では、予約キャンセル方法を解説します。
予約キャンセルをすると、ホストが「払い戻し手続き」を行わなければなりません。事前にメッセージなどで連絡を取っておくと、トラブル回避に役立つでしょう。
ホストとの連絡方法
- 1.スペースマーケットにログインして右上のアカウントアイコンをクリックします。
- 2.「予約管理」をクリックします。
- 3.予約一覧にて、キャンセル予定の予約を選択します。
- 4.「予約詳細情報」の横にある「メッセージ」タブで、ホストに連絡します。
ホストと連絡が取れたら、キャンセル手続きに移ります。
キャンセル手続きの方法
キャンセル手続きをするときは、次の方法で行います。
- 1.ログイン後、アカウントアイコンをクリックします。
- 2.「予約管理」をクリックします。
- 3.予約一覧にて、キャンセル予定の予約を選択します。
- 4.「予約詳細」の右端にある「キャンセル」をクリックします。
- 5.「キャンセルの理由」(必須項目)を選択して「送信する」をクリックします。
この作業をすると、「予約詳細」でステータスが「キャンセル」に変更されキャンセル完了になります。
予約時に利用したクーポンやポイントはどうなるの?
予約キャンセルをした場合、予約時に利用したクーポンやポイントは返却され、また利用できるようになります。
予約しているのにホストにキャンセルされた場合は?
予約リクエストをしていても、「他のお客様と予約日がかぶった」「急病で運営できなくなった」などホストの都合で、意図せずキャンセルされる場合があります。
民泊は企業ではなく、個人同士のやりとりなのでこういった事態は仕方がない面もありますが、キャンセルを受けたゲストとして心配になるのが、【支払い済みの利用料】と【新規のスペース探し】ですね。
支払い済みの利用料はどうなる?
ホストから思いもよらぬ予約キャンセル。果たしてすでに支払った料金は戻ってくるのでしょうか?詳しく調べてみたところ、ホストがキャンセルしたら自動的に支払った料金が全額返金されることがわかりました。
しかしクレジットカード決済の場合、カード会社の手続きの関係で返金までに3〜4週間ほどかかってしまうようです。
また、もしカードの不備があってエラーが発生した場合、別のカードに変更する必要があります。
法人で支払い方法が預金振込の場合は後払いになるので、ホストからの予約キャンセルでは返金が発生しません。
新規のスペース探し
もしホストから予約キャンセルになってしまった場合は、新たに別のスペースを探し直さなければならないでしょう。
有名民泊サービスの場合、【支払い済みの利用料を新規予約に振替える】などのシステムが確立されていて、支払った料金がそのまますぐ次の予約に利用できるという便利機能があります。ゲストとしてはありがたいシステムですね。
しかしスペースマーケットにはこういったシステムがなく、クレジットカード決済でキャンセルになった場合、すぐにその料金を他に使い回せないというデメリットがあります。
そういった事態をなるべく回避するためには、最初のスペース探しの時点で、以下の点に気をつけてスペース探しをする事が大事になりそうです。
- 民泊の予定はしっかり固めておく(予定変更をなるべく防ぐ)
- 信頼のおけるホストを探す(レビューなどを参考にする)
- 予約前にホストとよくコミュニケーションをとる
- 予約前に本当にこのスペースでいいのか、心変わりしないか見直してみる
- 予約時にプラン・日程・追加オプションなど、間違いがないかしっかり確認する
なるべく予約キャンセルにならないようにするのがポイント
スペースマーケットでの予約キャンセルは、キャンセルされた料金をすぐに他の予約に回すことができず、返金されるまで時間を要する点に注意したいですね。カード払いの場合、うっかり他の民泊サイトと同じような感覚でキャンセルすると、いずれ返金されるとしても
新しいスペースを予約し直し + 返金待ちの予約料
で一時的に二重払いになってしまうことも。また、スペースマーケットは他の民泊サイトよりキャンセル料が5%と安い方ですが、せっかくホテルなどよりお得な民泊を使うなら、できるだけこういった事態は避けたいですよね。
スペース探しは最初が肝心!スペース探しや予約の際には十分に注意して、不測の事態を防ぎましょう。