日本中のありとあらゆるスペースを、時間・終日・宿泊レンタルできる画期的なサービス「
スペースマーケット」。民泊新法が施行され クレジットカード払いでJCBが使えるようになるなど、どんどん進化していると話題です。
スペースマーケットで水族館や古民家やお寺など、様々なスペースを眺めていると、
「ぜひこんなシチュエーションでイベントしてみたい!」
「こんな空間に宿泊してみたい!」と夢を膨らませる人も多いでしょう。
しかし、民泊やシェアリングエコノミーのニュースやネット上の噂をみていると、不安になる情報も少なくなく、「果たして安全に利用できるのか?」と不安に感じている方もいらっしゃるはず。
民泊だけでなく、ビジネスやプライベートな催しなど様々な活用シーンがあるからこそ、トラブルの種類も様々なのではないかと予想されます。
そこで、今回は スペースマーケットでどんなトラブルやハプニングがあったのか?そういったトラブルを回避するにはどうしたら良いのか?に焦点を当ててみました。
▼スペースマーケットについて詳しくはコチラ
SPACE MARKET(スペースマーケット)がまるわかり!特徴や使い方、口コミ、料金体系は?
過去に起きたスペースマーケットでのトラブル事例
スペースマーケットに掲載されているスペースのレビューや、SNSでの口コミ、ネット上の体験談などを調べた結果、やはりトラブルは少なからず起こっていることがわかりました。
具体的な事例と共に、どんな点が原因となって起こったのか検証してみましょう。
ホストの不備によるトラブル事例
都内のスペースで起こった事例で、予約をしたのにホストからの返事がなく、問い合わせても一週間以上経ってからやっと返事がきた…という事例がありました。
そこではホストが スペースマーケットの規約をきちんと認識できておらず、禁止されている直接支払いを要請してきたり、他のゲストと予約が重なってしまったりしたそうです。
また、別の物件ではホストと当日連絡が取れず大幅に遅刻したことで、その間スペースに入れなかった…といった事例も起きていました。
これらはホスト側が
- きちんとスペースマーケットの規約を理解しているか?
- 民泊やスペースシェアサービスに対する意識があるかどうか?
といった認識をきちんと持っているかどうかがポイントとなります。
特に初めてゲストを迎える場合、暗中模索状態のホストがミスを犯してしまうケースは少なくありません。ホテルなど旅館業のプロが管理しているのではなく、「全くの一般人が管理している物件」という認識を、ゲスト側もある程度は持っておく必要があるでしょう。
トイレに関わるトラブル事例
民泊をするにしろイベントをするにしろ、人が生きていくのに絶対に欠かすことができないのがトイレ問題です。
トイレ関連のトラブルでは、物件の大きさに対してトイレの数が少な過ぎたり、トイレの扉が故障していて鍵がかからないなどの事例がありました。
また、数多くのゲストが利用する関係でトイレ自体が故障するケースもあり、修理中で使えなかったトラブルもあったようです。
民泊やスペースシェアではトイレを不特定多数の人が使うので、いつもは大丈夫でも、直前の利用者の使い方によっては思わぬ故障で使えないケースも発生します。
アメニティに問題があった事例
物件やサービスが素晴らしくても、アメニティ面でトラブルが起きることもあります。
- キッチンのIHヒーターを利用していたら、ブレーカーが落ちて停電した
- 用意してもらったプロジェクターが不具合で動かなかった
- スペース詳細写真に載っていた家具がなかった
- WIFIが使えなかった
ホスト不在型の場合、ホストは必要な設備を完備していると思っても、実際にその場で使用したことがなく使用中のトラブルを想定できない場合があります。
また、自分より前に利用したゲストによっては、アメニティが破損して自分の利用日までに準備できないケースも。
そういった事態を未然に予測するには、ホストと綿密に連絡を取り合い、状況をすぐに把握できるようにすることが大切です。
スペースが完全密室でない事例
これは大きなトラブルに発展した事例はなかったのですが、注意しておきたいのでピックアップします。
仕事の大事な会議のためにスペースを利用する場合、理想とされるのは完全密室のスペースです。
しかしスペースには貸切型のものもありますが、完全貸切ではなく個室の場合、間仕切りされているだけで隣室の声がよく聞こえてしまうケースがあります。
そして隣室と出入り口が1つしかないケースもありました。
- 完全密室でないと防犯面で心配
- 機密情報が漏れては困る
- 会議に集中できない
などの理由で完全密室の個室で会議を行いたい場合は、 予約前に下見をしたりレビューをよく読んでスペースの特徴を掴むのがおすすめです。
トラブルやハプニングを避けよう!民泊で心がけたい安全対策
では、そんなトラブルやハプニングはどのように避ければ良いのでしょうか?民泊やスペースシェアを利用する時に、 「これだけは絶対に心得て起きたい」ポイントをピックアップしました。
万が一の連絡手段は確保する
まず一番大事なのは、どんな民泊やスペースシェアを利用するとしてもホストと即座に連絡を取り合えるように、連絡先をきちんと確保しておくことです。
スペースマーケットでは予約完了後にホストの電話番号などが表示される仕組みになっていますが、その電話番号がすぐに連絡可能なものかはわかりません。
利用日までにホストとメッセージ機能でやり取りをして、「その電話番号がすぐに連絡可能なものか?そうでないなら、即連絡できる手段は何か?」を確認しておくと安心です。
予約前の物件選びに注意する
民泊やスペースシェアでトラブルが起きやすいケースは、たいてい次の場合が多いです。
- 予約時からホストの返信が遅かった
- 物件の詳細をよく確認していなかった
- 物件のレビューをよくみていなかった
- 予約後、ホストとほとんど連絡をとらなかった
こういった場合、あとから「聞いてなかった!」といったトラブルが発生しやすいです。
なるべくトラブルを避けるためには、最初の物件を選ぶ段階で次の点に注意した方がよいでしょう。
- 物件のレビュー評価が高いか?
- 物件の詳細で自分の利用目的に合っているか?
- ホストの返信率・返信時間が良いか?
- 予約前にホストに問い合わせる
- できれば現地視察に行く
予約前に問い合わせると、ホストの返信率や返信時間を体感できます。また、事前に現地視察に行ければ思わぬトラブルやハプニングを未然に防ぐことができるのでおすすめです。
セキュリティー面に気をつける
民泊やスペースシェアの場合、完全個室でなかったり鍵が壊れているケースもありえます。
そういったことは自分より前に使っていたゲストの利用状況によって急に起きる場合があり、レビューには書かれていないことも。そのため、 鍵がもし壊れていた場合にどうするか?という対策を事前に考えておくのがベターです。
できれば予約前や利用日前に現地視察に行ければ良いですが、難しい場合はホストに
- 貴重品の管理はどうしたら良いか?
- 鍵は全て問題なくかかるか?
ということを事前に確認しましょう。
民泊=トラブルではない!楽しい民泊の世界
色々と民泊やスペースシェアでのトラブル事例を紹介しましたが、 民泊やスペースシェアに必ずトラブルがおこるわけではありません。
きちんとした信頼性の置けるホストを選んだり、レビューが良いスペースを選択すれば、トラブルなく楽しめることがほとんどです。
また信頼の置けるホストであれば、万一トラブルが起きたとしても懸命に解決策を見出してくれ、逆に旅の良い思い出になることだってあるのです。
民泊やスペースシェアは、ホテルや旅館や貸し会場では絶対に味わえない雰囲気を体験できるところが魅力的。
また現地の人と交流しながら、現地の人しか知りえないとっておきのスポットを紹介してもらったり、「こんな場所で暮らしてみたかった!」をプチ体験できたりと、リーズナブルなのに二倍も三倍も楽しい思い出が作れます。民泊やスペースシェアの可能性はどんどん広がっていく
しかし、それもトラブルを回避するコツさえ知ることができれば、「民泊=トラブル多い?」を「民泊=素晴らしい体験!」に変えることができます。 特に「ホストとゲスト」といった言葉をよく使いますが、言い方を変えれば「場所を提供してくれる一般の方」と「場所を利用したい私」とのやり取り。その個人間のやり取りを上手くすることで、 その空間とあなたのコラボでしかできない体験ができるのです。 スペースマーケットで楽しい民泊の世界に飛び込もう。
民泊やスペースシェアサービスは、日本ではまだ始まったばかり。そのため、ホストもゲストもやり方がわからずにトラブルに繋がってしまうケースがまだまだあります。